石川誉 Global Head of Finance

「ONE Moon」の実現は今年度の主な計画の1つですが、Moonにとって新しいコンセプトではありません。2018年夏にMoonが設立されて以来、「ONE Moon」は常に私たちの心にあります。

 

Moonは創業以来、「デュアルヘッドクォーター」と呼ばれています。東京とパロアルトの2つのオフィスがMoonを構成しています。どちらか1つでは成り立ちません。どのチームも、物理的な場所こそ違え、国やオフィスの壁を越えて協力しあっています。

 

Moonのミッションは「私たちの創造的な可能性を導き出す」、そして三井物産の内外に大きな影響を与えることです。このために、過去に見たことも聞いたこともないビジネスを世界に紹介します。両方のオフィスの多様な人材を活用すれば、それが可能だと考えます。

 

考えてみてください。皆さんの考えと行動は環境に大きく影響されます。あるサービスやプロダクトに対するあなたの反応は、他の人が他の場所で考えることとまったく異なるかもしれません。「ONE Moon」とは、さまざまなスキルや経歴を持つあらゆる人材を活用することを意味します。社員は一緒に働き、考え、実験することで、まったく新しい独自の視点を生み出します。

 

それぞれどちらのスタジオにも、世界中から夢と創造を求めて集まった人たちがおり、それぞれの人たちが持つ多彩な経験が新しいベンチャーの創造に影響を与えます。太平洋を挟む2つの本社でそのインパクトが2倍になることを想像してみてください。スーパーパワーです!

 

しかし、「ONE Moon」の夢を実現するには困難も乗り越えなければなりません。時間の差、言語の差、働き方の差、そのほか多くのことで2つのオフィスの共同作業が非常に難しくなる場合があります。しかし、困難に立ち向かい、問題を受け入れれば、世界中の多くの人に影響を与えるものを創出する道が開けます。「ONE Moon」は、インパクトのあるビジネスを創出し、世界にインパクトを与える企業としてMoon Creative Labを位置付ける数ある特徴の1つです。